WordPressユーザー削除にはご注意
誰かがWordPressブログ執筆から抜けて、
アカウント、いわゆるユーザーが必要なくなり、
ユーザーを削除する事も検討する場合もあるでしょう。
ユーザーを削除する際に出るこの画面。
必ずどちらかを選ばなければ、ユーザーの削除は行えず、
バージョンの新しいWordPressの場合は、初期状態ではチェックが外れ、
ボタンも押せない状態になっていますが、
古いバージョンのWordPressの場合は、
最初から「すべてのコンテンツを消去します。」にチェックが入っている事があり、
これを見逃していると、大変危険です。
じつは投稿した記事や固定ページ、アップロードしたファイルや画像は、
ユーザーアカウントに紐付いており、
「すべてのコンテンツを消去します。」を選択してしまうと、
そのユーザーが作成したページや像ファイルもろとも消去されてしまいます。
「すべてのコンテンツを以下のユーザーのものにする」を選んでいれば、
プルダウンメニューで選択したユーザーに紐付けが渡され、
削除するユーザーのコンテンツは、消去されずに済みます。
うっかり「消去する」を行ってしまった場合、
じつは、記事のタイトルや本文などのテキスト情報だけなら、
「ゴミ箱」に入っています。
画像などは・・・ 残念ながら完全に削除されます。
これも、容量を考えての機能なのでしょうね。
WordPressを単なるブログとしてだけでなく、
ウェブサイトとしても利用する場合、
固定ページも活用してコンテンツを作成するはずです。
その際には、当然画像なども素材として使用するでしょうが、
アップロードには、WordPressに搭載されたアップローダを使用するのではなく、
FTPで別途接続を行い、適当な場所に画像用のフォルダを作り、
そこにFTPでアップロードしておくのがよいでしょう。
こうすれば、ユーザーアカウントへの紐付けが行われず、
万一「すべてのコンテンツを消去します。」を選択しても、
画像は無事、かつ記事は「ゴミ箱」から復元する事で事態を回避できるでしょう。
最後に、これだけは覚えておいたほうがいいでしょう。
WordPressの投稿記事や固定ページは、必ずユーザーに紐付いているという事を。