GoogleAppsScriptの持つ機能

佐野

佐野 2013年3月27日

GoogleAppsスクリプトには、
GoogleAppsの様々な要素を操作する事が可能で、
それらは「SpreadsheetApp」等の関数によって、
オブジェクト変数として取得できます。

画像は主に使用すると思われる機能ですが、
スクリプトにどのような機能があるのかわからない場合は、
とりあえず「なんとかApp」などと入力しては、
コード保管が表示されるか確かめるという、手探りを行う事もあります。
最も、それは実際に使いたいと思うアプリケーションの数自体も限られているので、
そう滅多にやる事ではありませんが。

基本的に、コード保管により表示される関数名によって、
何が起こるのかを大体予想つける事は可能ですが、
それでも情報が足りない場合もあります。
そういう場合は、英語ですが公式のリファレンスも参考にします。

https://developers.google.com/apps-script/

GoogleAppsスクリプト自体がそれほど有名ではないのか、
完璧と言える日本語の説明サイトも、なかなか見つかりません。
なので、どのような機能が使えるかは大体手探り。
そして、運よく日本語の説明を見つけられるかもカギとなってきます。

GoogleAppsスクリプト自体は元がJavaScriptです。
オブジェクトを取得し、そこから情報さえ拾えてしまえば、
後は普通のJavaScriptで整える事ができます。
JavaScriptの機能自体は、GoogleApps用のリファレンスで探しても、
当然あるわけではありません。
その部分は、HTML用のJavaScriptが使用できます。

そこで役に立つのが、「とほほのWWW入門」。
こちらは基本はHTMLですが、JavaScriptも掲載されており、
実際GoogleAppsでスクリプトを書く際にも、個人的に最も役に立っているサイトです。
オブジェクトさえ取得してしまえば、後はGoogle公式リファレンスよりも、
こちらの方を参考にする場合が多いほどです。
もちろんGoogleAppsではなくウェブサイト制作でも、大きな助けになっています。

スクリプトは、基本的な使い方としては、
スプレッドシート上で「スクリプトエディタ」を立ち上げ、
その上で「SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet()」関数で、
現在アクティブな(今開いている)スプレッドシートを取得する方法が主で、
日本語の情報のほとんどが、この方法を多く使用しています。

ですが、スクリプトはスプレッドシート上で
「スクリプトエディタ」として立ち上げるのみではなく、
スクリプト単体で、Googleドライブのアプリケーションとして立ち上げる事も可能で、
一度に複数のアプリケーションを取得・操作できます。
これにより、各システムをつなげるための網が完成していきます。

しかし、スクリプトでも操作ができないものも存在します。
それは「Googleグループ」です。
書籍やサイトなどを見れば「グループ」という言葉自体も使われる事もあり、
実際コード保管でも、「group」等の文字を含んだ関数もありますが、
それで操作するのは、Gmail内の「連絡先」のグループです。
つまり個人で持つアドレス帳であり、
ディスカッション等を行う「グループ」ではありません。

これに関しては、GoogleAppsが未だ未完成部分もあり未実装なのか、
はたまたセキュリティ面の問題かは、わかりません。
しかし、もしこれが可能となった場合、ランダム生成で名前を生成し、
ループでメールアドレスを無尽蔵に作れてしまうようになる事から、
スクリプトに導入していない可能性が高いです。

それから、また新しいお客さんが、
うちのGoogleApps導入サポートに契約してくれる事になりました。
それもかなりの大規模な人数の会社様です。
現在でも500名以上のアカウントを取得してくださった
お客さんもいらっしゃるのですが、新たなアカウント追加があるたびに、
また新しい人が職に就けたという感動もあります。
企業が利益を得るのは、働いて稼ぎ、それを使うお客さんがいるからであり、
その根源は、一個人の出資の集まりなんですよね。
経済とはいわば循環であり、いくら製品を大量に作っても、
それを買うお客さんがいなければ在庫となり、
時が経って値崩れしたときに、ようやく購入され、
大きな利益につながりにくいという状況にもなりますからね。
人が職を手にし、経済の循環が進むという点でも、うれしい部分です。

また、お客さんがGoogleAppsをどのような使い方をしてくれるのか、
そして、どんなシステム構築の注文が来るのかが楽しみなところです。