GoogleAppsAPIとは・・・

佐野

佐野 2013年6月10日

GoogleAppsのヘルプや、サポートに質問を行った際に、
「GoogleAppsAPI」という名称を目にする事があると思われます。

そして、これは一体なんなのかと思う人も多いはずです。
特に、GoogleAppsの標準にはない機能は、
これを利用する事で実現可能との記述も多く見受けられます。

そこから観れば、一見何らかの管理ソフトウェアのようにも思えますが、
じつはこれは、GoogleAppsを利用したアプリケーションを作る際のライブラリのようです。
対応言語はJavaやPHPなど。
つまりは、これらでアプリケーションを作成する際に用いる部品です。
本来なら、何らかのサービスに接続するには、
イチからシステムを丸ごと構築する必要がある部分を、
その部分が、あらかじめ作られているのがこのAPIというわけでしょう。

自分もある程度は調べてみましたが、情報が少ないため、難航はしています。
少なくともわかったのは、ログインをする必要があること。
アカウント名とパスワードを指定する箇所があるため、
おそらくは、それでログインを行い、そのユーザーアカウントの視点から、
メールやドライブ等の機能にアクセスするものでしょう。

一時期、ドメイン全体を通した総合的な管理も可能とも考えていたのですが、
アカウントごとのログインを必要とする所を見ると、
もし、そういった総合管理システムを作ろうと思えば、
ドメイン内の全アカウントの情報が必要になる可能性もあるかもしれません。
つまりは、ユーザー全員からパスワードを聞く必要がありますし、
ユーザーがパスワードを変更すれば、それもまた報告する必要があるでしょう。

パスワードなしでのログインや、パスワードを取得するといった行為は、
おそらくセキュリティー上の問題から不可能と思われます。
GoogleAppsScriptの方でも、パスワードに関する機能には制限があるため、
ましてや外部から操作することになる、このAPIのほうが、
制約も比較的大きいのではとも思われます。

なので、このAPIで作れるシステムと言えば、
ユーザーが各自パスワードを入力してログイン、
各自のGoogleAppsにアクセスして情報を取得・操作という、
いわゆるFaceBookビューワーアプリのような用途に限られると考えられます。

しかし、このAPIを使う事ができれば、
もしかしたら独自のアプリが作れるのではないかとも考えられます。
日本では浸透していないのか、情報が極めて少なめで、
また、メソッド一覧などのリファレンスも、英語表記です。

自分がやろうと思っているのは、JavaでのAPI利用です。
Javaなら過去で習った事もあり、なじみはあるほうなので、
とりあえずは、何らかの情報を取得・操作が行えればいいかなと思っています。
そこから発展させていけば、アプリとして形になっていくわけですし。
とはいうものの、ブランクはあるため、そうすぐに完成する自信はありませんが・・・

しかし、今ではJavaプログラミング用ツールであるEclipseの導入も、
意外なほど簡単になっているようです。
以前は日本語化も自分で行わなければいけませんでしたが、
日本語化済みかつ、Java等各言語向け、または全環境向けに構築されたセットも
ダウンロード可能になっていました。
まぁ、当然ながらJavaのSDKの別途インストールが必要な点、
Eclipse自体の容量も1~2GB程という大容量であるという点は、
以前から同様ではありますが。

しかし、それでも未だ苦戦しているのは確かです。
なにしろ情報が少ない、見つけたサンプルコードを試してみても、
バージョンの食い違いなどによって、うまく動かないなど・・・
幸いなのが、Eclipseにもコード保管があり、
インポートを行う事で、GoogleAppsAPIもそれに対応してくれ、
そこからの推理が、なんとか可能であるところ・・・
主にメソッド名と引数と戻り値が表示されるので、
そこから何とかなるかもしれません。