最大の敵は自分自身の固定観念

佐野

佐野 2013年9月21日

今やネット上には、様々な情報があふれており、
システムの構築の際にも、色々お世話になっております。

調べればたしかに、それに関連する項目は出てきますが、
必ずしも、自分の考えとは一致するとは限りません。

だから私はいつも、自分の望んだ情報でなければ、その場で否定するのではなく、
一度その情報の見直しを図ることを考えます。

とくに作業の方法やプログラムのサンプルコードでも、
それをそのまま採用するだけで、自分が作りたかった物が作れるとは限りませんが、
一見、目的の違うその中にも、自分の作業のヒントは隠されていると思うのです。

情報とは、調べればいくらでも出てきます。
ですが、いくらでも出てきすぎて、どれが自分の求める物かが
わからない物が、ほとんどでしょう。
なので、ただ調べるだけでなく、分析する力も重要となってきます。

ただ、分析するにおいて、最も邪魔になってくるのが、
自分自身の固定観念でしょう。
自分ではこれが正しいと思い込む固定観念は、
自分側に入り込む情報を制限する元にもなりえます。

とくに人の意見を聞く場合でもそうです。
他人は自分とは違うのですから、その見方も違っていて当然です。
なので、必ずしも自分が欲しい答えが返ってくるとは限らないのです。

ですが、他人からの目線は、また別の情報を拾ってくるものです。
相手の答えを否定するという事は、その情報も捨て去るという事にもなりえます。
それに、対話をする限りは相手も人間です。
自分の意見をゴリ押しされると、
相手も論争を避けるために、自分の考えを抑えるようになるか、
本当に論争になって、収集がつかなくなる場合もあります。

まずは、人と対話するのであれば、自分の固定観念を抑えつつも、
まずは相手の意見を最後まで聞けばいいのではないかと思います。
もし相手が間違っていれば、自分の方法をゴリ押しするのではなく、
相手を納得させるような事を返せばいいのではないかとも思えます。
相手も目的は同じであれば、充分に納得する余地はあるはずなのです。

固定観念を抑えることは、分析し、情報を拾う際にも重要であり、
自分が望んだ答えでないからと、触れる前から否定してしまっては、
その中の情報を得る事すらできません。
否定する事で無駄な時間を省く事はできますが、
見もせずに、有意義な情報まで省いてしまっては、元も子もありません。
まずは一通り目を通すべきだと思います。否定するなら、それからでもいいはずです。