失敗は成功のもと……にしなければならない

佐野

佐野 2013年5月22日

さすがの私でも、様々な事で失敗する事があります。
ですが、失敗を一切しない人は、そういないと思います。

だからと言って、同じ失敗を何度も繰り返される事が
許されるわけではありません。

なので、失敗をすればその問題を参考に、資料として作り上げる事にしました。
「Googleサイト」で、社内で情報交換や記録を行うサイトを作る事になったので、
そこに、今後の失敗から学んだことを記録していこうと思います。

失敗とは、決して起きてもいい事ではありませんが、
そこからは例外の出来事を学ぶ事ができます。
普段は起きる事のない想定外の情報がそこにあり、
再発防止だけでなく、別件での解決策にさえなりえます。

それらの情報をまとめ、メモをしていくのはいいのですが、
それを、たった1人が所有するメモだけに留めておく事は、
じつに、もったいない事です。

それに、ちょうどいいのは、Wikiのように共有でき、
また加筆や編集も行える場所、
そして、アカウント制御も可能な点で言えば、
Googleサイトを利用する事で、情報の共有が可能です。

Googleサイトは、書き込むだけであれば、誰でも簡単に行えます。
HTMLでウェブサイト構築を行ってきた人にとっては、多少のクセがあり、
また、「サイト」自体の機能も、まだまだ不完全な部分も見受けられますが、
基本的な編集なら、何ら差し支えもなく、常時履歴取得も行われるので、
簡単に情報をまとめる場としては、最適な場でもあります。

「失敗は成功のもと」とは言いますが、
失敗が自然とそうなるのではなく、そうしていくという行動こそが、
成功へとつなげていくものです。

作業を伝えるにしても、口頭説明では限界があります。
また、口頭から口頭へと、伝えていく人も増えれば、
連想ゲームのように最終的には別の情報に変貌してしまいます。

それを防ぐ最良の方法は、
常に修正される資料を全員が観られる環境
にもあるでしょう。

また、当然資料は、ただ「存在している」だけではいけません。
短時間で読みやすく編集されており、
現在の作業との食い違いが起きないよう、しっかり更新されている必要もあります。
当然ながら、それを読む時間や余裕も必要となります。

人の感覚というものは、確実に命令どおりに動く機械とは違い、
独自の呼吸を持ち、常にその感覚も一定ではありません。
ときに疲労し、記憶した情報を忘れてしまう事もあるでしょう。
そのために、いつでも確認できる資料の存在が効果を発揮します。

失敗は、いつかは必ずしてしまうものです。
なので、失敗しにくいようにする環境作りや、
失敗をしても、大きな痛手になりにくいようにする事も大切です。
資料やその環境作りの時間を惜しんで、そのまま作業を続行し、
また同様の失敗か、それ以上の損害を出すよりも、
少し時間を割いてでも、対策に取り掛かったほうが、
作業のたびに、毎回失敗の危険に晒されながら神経をすり減らしたり、
問題点を残したままで、その分作業の手順が膨張するよりも、
効率も、はるかにいいはずです。

問題点を残したまま行うのは、ただのゴリ押しでしかなく、
失敗を絶対にしないという前提での作業も、ただのギャンブルです。
そして失敗は繰り返せないゆえに、それが風化しないうちに、
その原因を見つけ、失敗しにくい環境作りと、資料の作成が必要となるでしょう。
失敗を成功につなげるのは、自分自身なのです。