まず理解すべきは概念

佐野

佐野 2013年12月12日

引き続き、「ablog cms」の話題です。

ようやくこのブログシステムの大まかな概念を
理解するまでに、こぎつけました。

まずこのシステムの謳い文句は、
「既存のHTMLを崩さずテーマに出来る」との事ですが、
その意味も、ようやく読めてきました。

WordPressで、既存のHTMLをテーマ化する際には、
ページを「ヘッダー」「サイドバー」「フッター」等の要素に分け、
それらを適切な場所に呼び出し、さらにそれに記事をはさむ事で、成り立っています。

しかし、このCMSにおいては、
既存のHTMLに、記事などを呼び出すためのコードを記入する事により、
その記事を埋め込んだHTMLを表示させるというような仕組みでしょう。

「たとえ1000ページあるサイトでも崩れない」というのは、
それは、対象のページ以外は一切触れていないためです。
そりゃ崩れないわけだ。

そして、テーマ化するためのHTMLを配置すべき場所は、
アップロードしたフォルダのうち、「themes」フォルダの中に入っているフォルダです。
このフォルダ内にあるフォルダを、テーマとして選択できるという仕組みです。

たとえば、空でもいいので、フォルダを作ってみます。
20131212144948

すると、テーマ選択画面にて、そのフォルダの名前が候補に表示されます。
20131212145008

選択したテーマとなるHTMLが、今後使用され、
コードが記述された場所に、
各記事や要素が埋め込まれていくという仕組みでしょう。
また、「.htaccess」ファイルが、それぞれのテーマへの接続を担っているのでしょう。

テーマ化するというからには、既存ページの各要素を分解し、
各記事のページで共用で使う素材とすると思っていたのですが、
そうではなく、記事を埋め込むという、いわば逆の仕組みだったのですね。
また、PHPを1行も書くことなく行えるというのも、
HTMLを編集する事になるからですね。
動画では、コード保管のような機能を使って説明していますが、
記述すべきコードさえ理解できれば、無料のテキストエディタでもできそうですね。

今回は実験で、単に空のフォルダを作成して認識するかを試しただけですが、
当然ながら、それを選択するとエラーとなります。
表示されるのはエラーメッセージではなく日本語なのが親切な点でもありますが。
20131212145513

選択後、元に戻そうとしたのですが、なぜか元に戻らず、
別のテーマを選択しても、なぜか反映されないもよう。
この点は、今回のテストで、
何かが壊れていないかを検証してみる必要がありそうです。

ただマニュアル等の指示通りに手を動かすだけでは、
何が起きているのかまではわからず、
反映されたという結果を見る事しかできません。
単純に操作方法を熟知する事が使いこなすことではなく、
何事も、色々と手さぐりで行ってでも、
どのような仕組みで動いているのかを理解する事が、
本当に使いこなす事であると、個人的には思っています。
それは、どんなGUIが搭載されていようとも、変わりないかと思います。