WordPressユーザー削除にはご注意

佐野

佐野 2014年5月14日

誰かがWordPressブログ執筆から抜けて、
アカウント、いわゆるユーザーが必要なくなり、
ユーザーを削除する事も検討する場合もあるでしょう。

ユーザーを削除する際に出るこの画面。
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必ずどちらかを選ばなければ、ユーザーの削除は行えず、
バージョンの新しいWordPressの場合は、初期状態ではチェックが外れ、
ボタンも押せない状態になっていますが、
古いバージョンのWordPressの場合は、
最初から「すべてのコンテンツを消去します。」にチェックが入っている事があり、
これを見逃していると、大変危険です。

じつは投稿した記事や固定ページ、アップロードしたファイルや画像は、
ユーザーアカウントに紐付いており、
「すべてのコンテンツを消去します。」を選択してしまうと、
そのユーザーが作成したページや像ファイルもろとも消去されてしまいます。

「すべてのコンテンツを以下のユーザーのものにする」を選んでいれば、
プルダウンメニューで選択したユーザーに紐付けが渡され、
削除するユーザーのコンテンツは、消去されずに済みます。

うっかり「消去する」を行ってしまった場合、
じつは、記事のタイトルや本文などのテキスト情報だけなら、
「ゴミ箱」に入っています。

画像などは・・・ 残念ながら完全に削除されます。
これも、容量を考えての機能なのでしょうね。

WordPressを単なるブログとしてだけでなく、
ウェブサイトとしても利用する場合、
固定ページも活用してコンテンツを作成するはずです。
その際には、当然画像なども素材として使用するでしょうが、
アップロードには、WordPressに搭載されたアップローダを使用するのではなく、
FTPで別途接続を行い、適当な場所に画像用のフォルダを作り、
そこにFTPでアップロードしておくのがよいでしょう。
こうすれば、ユーザーアカウントへの紐付けが行われず、
万一「すべてのコンテンツを消去します。」を選択しても、
画像は無事、かつ記事は「ゴミ箱」から復元する事で事態を回避できるでしょう。

最後に、これだけは覚えておいたほうがいいでしょう。
WordPressの投稿記事や固定ページは、必ずユーザーに紐付いているという事を。